人の流れラボ

レポート

2014.2.13

北陸観光、動態分析で主要地の特徴が浮き彫りに。

人の流れラボは、「北陸エリアにおける観光周遊経路」について検証を行った。

 

これまでは訪問客の動向についての定量的なデータを取得することは技術的に難しく、訪問客がどのような経路で北陸を周遊しているのかを知ることが出来なかったが動態分析サービス「draffic」を用い、訪問者の周遊経路を計測。2015年北陸新幹線開通に沸く北陸観光の今後のあり方について検証した。

 

対象期間は2013年5月1日〜5月31日の1ヶ月間。主要観光地である富山市、金沢市、 高岡市、加賀市、高山市、合掌集落(白川郷・五箇山)、立山高原エリア、黒部ダムを対象エリアとし、その周遊経路を「金沢訪問客」と「富山訪問客」とで比較した。

 

結果、観光地を2カ所以上巡っている富山訪問客の割合が、金沢訪問客と比べて約1.5倍多いことがわかった。これにより富山は北陸エリアの周遊観光において、基点都市としてのポテンシャルが高いことが明らかとなった。
また一方で、金沢訪問客は富山訪問客よりも市内宿泊比率が1~3泊以上のどの旅程でも1~4%高く、さらに一泊客については富山訪問客に比べ滞在時間が約1時間長いことがわかり、観光地としてコンテンツ充実が図れていることが示唆される結果となった。

 

利便性の高い富山と、コンテンツ力の高い金沢という北陸観光における各土地の特徴のひとつが動態分析で明らかになった。

 

今後も人の流れラボは、地域の観光産業に有益な情報を提供していく。